すきなだけ!!

書きたいことを書くところ

 モンテ・クリスト伯/Amour de 99!! つっこみを少々…  ※ネタばれあり!


芝居とショ―トータルではすごく見ごたえがありました。
やっぱショーがすごい。何十年前と同じものを今やってもあれだけ魅力的だというのは本当に素晴らしいことだと思います。
お芝居だっていろんな方が前に出てくるのでみんなやりがいあるだろうなって思います。でもそのぶん上級生は割を食ってるのかな…。

でも客席はちょっとさみしかったような…。平日なんてあんなものですかね?21日は1階18列でしたが、同じブロックの後ろ3列はガラ空き。23日土曜も2階S席はあまり埋まってなかったし。普段がどういう埋まり方をしているのかわかりませんが、やっぱり赤い座席を見ながら舞台に立つのはつらいよなぁ…と思ったり。

お芝居の方はなんとも言えないので私的にどーよ?って思うポイントをあげさせてください。完全に個人的な見解です。

辛口&盛大なネタばれなのでたたみます↓

なんでそれ言っちゃうかなぁ。てことがすごく多い。
ていうか、このお話の真意は復讐では何も生まれない、自分を苦しめるだけだということでしょうが、言っちゃうしねそのまんま。
ってついったでも言われてましたけど。そしてわたしはそれすらも見てから観劇したのでそういうスタンスでしか見てませんけど。でもやっぱ冷める。べルツッチオが、きたさんが言うからなんとか聞けるけど。でもべルツッチオが言うからこそ冷める部分もあるなぁ。
あと細かい事を言うと、ヴィルフォールちーちゃんが妻せーこちゃんを撃つところで、妻が開き直って「〜したのよ!悪い?」ヴィ「悪い。」バーン!てなるのネタかよって思うくらい拍子抜けした。悪い?って言われて悪い。って言うか?あの状況で?「ふざけるな!」とかだったらわかるんだけど。せっかく緊迫したシーンなのにどーも私の中での集中が途切れてしまいました。

あとはエドモンとメルセデスの決闘の場面で「俺がエドモン・ダンテスだ」て自己紹介するところとか。イヤ、みんな知ってるよ!みたいな。確かにエドモンとしてメルセデスに対峙するのは初めてだけど、そんなわかりきったこと堂々と言われてもさ。あれは何か意図があったのかもしれないけど、やっぱり私自身の集中が切れてしまってちょっともったいなかったです。

あと私的にすとんと落ちないのが、ダングラールが最後に金も名誉も妻の愛も無い的なことを言うんだけど、どうも妻の愛ってのがよくわからん。エルミーヌたらちゃんをそんなに大切にして、心の糧にして生きてたのか!?確かに劇中のダングラールはエルミーヌが姑にわーわー言われるたびにかばったり、最後だって紳士的だけどさ、それすらすごく不自然に感じるのはなぜ…?って考えたらたぶん前半でせーこちゃんとの傘プレイとかあるからだなwwあれがある時点でフェルナン同様女たらしだろう的なイメージがついちゃったのね。悪役って時点で素直に妻を愛せる人ってイメージもなかなか無いし、とくにダングラールは自分の利益の事だけ考えてそうだもん。ということで妻の愛って最後に叫ぶダングラールは私のなかではものすごく不自然。そしてそんな夫に逆上して高笑いで立ち去るエルミーヌも不自然。たらちゃんの役楽しみだったのにな…。まぁ歌劇の座談会でも石田先生に「スーパーウルトラカマトトの役です笑」とか言われてたけど、うーん…。
※後日ついったでネタばれ読んでスッキリしました。妻の愛は金や地位と並ぶステータスってことで、別に心の糧ではなかった。妻の愛さえも手に入れてるぜ―ってことだったのでここは理解しました!

あとこのシーン関連で私がいらないと思う設定が、ヴァンパの手下の訛り。エルミーヌに立ち去られて呆然とするダングラールのところに「ダングラール様馬車の用意ができました」みたいなセリフを言いに来るんだけど*1客席から笑いが起こったのね。そんな盛大に笑う感じじゃないけどクスっとする感じ。それがすっごく気になった。だって笑うところじゃないでしょ?金と地位と妻を失った男が茫然自失としてるシーンに笑いはいらないよね?
ヴァンパの手下たちっていうのは前半の忘レモンの件で登場する子たちで、訛っていることによって面白さも存在感も生まれている。外せないエッセンスではある。一緒に見た母は「最初にエドモンが出会った仲間がちゃんと復讐の手伝いをしてるのがわかるために訛ってるんだね」と言っていたけれど、私はどうしても気になった。もちろんダンテスの復讐の計画性というか綿密さが伝わるのは大切なことだけど、それよりも緊迫したシーンで不用意に笑いを誘うような演出があることがすごく残念だった。ともちんダングラールが裏切られ崩壊していく大事なところで表情もすっごくすてきだからこそ。
ってこのことについて語りすぎだけど、私的にはムリヤリなラストよりも残念に思うシーンだったので書きました。

ということでラストシーンの話も。
エドモンのセリフがどうしても気になる。というか聞いていられない。それにメルセデスやアルベールにすっごく失礼だと思うんだけど。しかも若き日のように声が裏返っちゃうみたいなのも一気に緊迫感が消えてしまってもったいない。昔のダンテスに戻った感じはいいんですけどね。
あとエデ姫の「なんで出てきた?」感が否めないです…。て言うか全体的にエデ姫の存在感がわけわからん。ダンテスとの関係性の描写がほとんどないからかな?私がわかってないだけ?ダンテス→エデっていう気持ちが表れてるとこってほとんどなかったと思うんだけど…。だから「おしかけ女房にはなれませんから〜」とか言われても??て感じで。ダンテスがエデに言及するシーンがあればよかったなぁと思います。

というわけでやっぱ演劇部いらんからダングラールの人物描写とエドモンとエデの出会いとかやってよ!って感じでしたが、りくくんとかうららちゃんとかかわいかったのでいいですwwいないと説明がまとまらないしね。
てか23日にりくくんのマイク入ってなくて私が勝手に焦ったんですが、うまくうららちゃんのマイクに音入れてて安心しました。でも地声でも聞こえてた!

※追記!!
ナウオンでかなめさんが「私から憎しみを奪うなーって歌うのがタイミング的に難しい」と仰ってたんですが、それ意識してみたらすごい唐突だった。復讐始まる前の、財宝を手に入れたところでこの歌なのね。まだ憎しみを奪われてないじゃんwwて感じ。2人くらい復讐して虚しくなってきて、べルツッチオにも何も生まれないって言われた時とかに歌うともっとエドモンの気持ちも出てくるのになぁと思った。彼が20年間復讐する為だけに生きてきて、どんなに虚しくてももう引き返すことはできないってことが浮き彫りになればなるほど、メルセデスの母親としての愛がより引き立つと思うし、みりおんの熱演があればそういう展開でも観客を納得させられるだけのものになったと思うんだけどなぁ。


という辛口評でした〜。



ここの内容ってだいたい初見で思ったことで、その後2回も同じ意識で見ちゃったから本当はどうだったかよくわからないんですよね。今見たらもっと違う見方ができるだろうし、早くDVDほしいよ〜!いろんな感想やつっこみを見たり、自分でも色々考えたりしたのを踏まえて見ればもっともっと楽しめるなぁと思います。

*1:ここはたぶん凛きらくん